磨き屋さんブログ


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Category: 磨き屋のウンチク   Tags: 脱脂方法  比較  シリコンオフ  脱脂シャンプー  油分  コーティング  

2つの脱脂方法の比較

脱脂とは、コーティング施工前に塗装面の油分を除去する事です。
油分が残存した状態だとコーティング剤の密着性が弱くなり、その耐久性・定着率に悪影響を及ぼします。
コーティングの効果期間に直接関わる大変大事な工程です。

「コーティング前に脱脂なんて必要ない」

「うちの脱脂剤はサッと拭きとるだけで手間要らず」


なんていう理解に苦しむ施工店も少なからず存在します。
それはさておき、コーティング施工前の脱脂には、何が一番有効なのでしょうか。
脱脂方法といえば、以下の2つが代表的です。


シリコンオフやIPA等の有機溶剤を使用した脱脂方法

脱脂シャンプーを使った洗浄脱脂方法


通常、コーティング施工店の脱脂作業というのは、
磨きを入れた後の工程となりますので、
油成分入りのコンパウンドを使用していればその油分等を取り除く、という意味があります。
脱脂剤で有名な「シリコンオフ」による脱脂と、
一般的な「脱脂シャンプー」による脱脂を比較します。




比較

シリコンオフの作業ポイント
1、シリコンオフを染み込ませたクロスでボディーを拭きます。
2、乾ききる前に別に用意した拭き取り用クロスで溶剤が付いた部分を拭き取ります。
3、拭き取り用のクロスが脱脂剤で飽和したらその都度交換します。

脱脂シャンプーの作業ポイント
1、洗車の要領と同じですが、目的は洗車ではありません。
2、縦横にスポンジを満遍なくパネルに“当てる”様に動かします。


双方とも脱脂作業が終わったら確認の意味も含めて水で流します。
この時、脱脂がうまく行えていれば親水状態(水を弾かずゆっくしとした水の引き方)になります。
もし水を弾いている部分があれば再度その部分に脱脂作業を繰り返します。




結果

脱脂できていない部分(撥水部分)がシリコンオフによる脱脂の方が明らかに多数存在しました。
シリコンオフは強力な脱脂力を有しコンパウンドの成分を溶解することには長けていますが、
その溶けた成分を完全にふき取ることは困難で、白く拭き筋を残してしまうこともあります。
脱脂シャンプーの場合、油分を浮かし水で流して脱脂するので作業効率も良いです。
またボディーが高温時には脱脂溶剤での脱脂は避けるべきです。

※磨きを入れない場合の脱脂、即ちWAXやポリマーの除去を目的とした脱脂に関しては、
 脱脂シャンプーでは力不足です。このような事は施工店では稀ですが、
その必要があれば アルコール系有機溶剤(シリコンオフ等)による脱脂を行うことをお勧めします。
 



まとめ

磨き後の脱脂は「脱脂シャンプーが最適」です。
脱脂シャンプーで取り切れない油分があった場合や部分的に脱脂が必要な場合など
補助的な役割で脱脂剤を使用するのは非常に効果的です。
脱脂後は塗膜が剥き出しになり、大変無防備な状態なので、
コーティング作業が日を跨ぐ様な事のないようにします。

効率の良い脱脂方法




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